
化学系の専門知識を活かせる会社で、
新商品開発に挑む。
大学院の専攻は、プラントでの化学反応を扱う分野でした。リーマンショック直後で採用市場は厳しい時期でしたが、広く「化学メーカー」という切り口で就職先を探しました。その中で当社に決めたのは、愛知県内の自動車関連企業には珍しい化学系のメーカーであることが理由。また、私の父もアイシングループ企業の社員で、福利厚生を含めた企業としての安心感があったことも大きな決め手です。
現在は新商品創出を行う部署で、EVのパワートレインで重要な役割をする、ある部品の開発に取り組んでいます。従来品ではレアメタルが使用されるその部品を、樹脂材料を活用することでレアメタル使用量を低減し、高い性能はそのままに、価格と環境負荷の低減を目指しています。開発は他社と3社共同で行い、私は樹脂材料の配合設計を担当。化学系出身でも、樹脂材料の配合に関しては一からの勉強です。それでも、EVの肝となるこの部品を、当社の技術でよりよいものにという思いで取り組んでいます。