
商社やメーカーを相手に、
Q・C・Dに基づき交渉しています。
中学生の頃からクルマに興味を持っており、将来はクルマに関わる仕事がしたいと考えていたことから、自動車産業の中でも実際にものづくりをしているメーカーへの就職を志望しました。出身地である愛知県では自動車産業が非常に盛んであり、数多くの関連メーカーが存在しています。その中でアイシン化工に決めたのは、化成品・摩擦材・樹脂部品の3つの事業を持つ安定感に魅力を感じたからです。アイシン化工ではリーマンショックの影響も少なく、黒字が続いていた話を聞き、ここなら安心だと考えて入社を決めました。
現在は調達の仕事をしています。実は、文系出身なので「配属は営業かな」と漠然と考えていました。「調達に決まった」という話を聞いた時は、調達の仕事内容を知らない状態でした。でも、仕事を始めてみたら、調達の仕事の奥深さと面白さを知り、調達に配属になって良かったと思っています。
私は湿式摩擦材やブレーキパッドに使う資材の調達を担当しており、Q・C・D(品質・コスト・デリバリー)において最適な材料の探索をグローバルに行い、仕入れ先となる商社やメーカーを決めていく仕事です。摩擦材で使用している主要な材料だけでも、約500アイテムを扱うなど、膨大な資材を扱っています。
Q・C・Dの中でもコストに関わる仕事として、購入価格の交渉を行っていますが、為替や原油価格などの状況が日常的に変わるため、そうした状況の変化に合わせて随時折衝をしています。適正価格で購入するために、市況の動きを追う他にも、専門紙などで情報を収集・分析を繰り返し行い、裏付けのある情報を基に交渉する必要があります。そのため日頃から情報を収集するように心がけています。